国税専門官の使命と可能性

国税専門官の使命と可能性

国税専門官になるための公務員試験は人気があります。

国税専門官採用試験に合格すると全国にある12の国税局に採用され、それぞれの国税局が管轄する税務署に配属されます。

勤務先は本人の希望がある程度考慮されるうえに、人事異動も管轄内で行われることが多いので転勤の範囲はあまり広くありません。

その様な点も、国税専門官に人気がある理由の一つなのでしょう。

国税専門官の職務は税金に関する調査・指導を行うことで、職務内容によって国税専門官も国税調査官・国税徴収官・国税査察官の3つに分けられます。

国税専門官は国と納税者の間に立って徴税を滞りなく進めるという大切な仕事をしますが、納税者に向き合う現場では粘り強さや精神力を必要とされるケースが多い様です。

納税者からは敬遠されがちで滞納の事情を慮ると精神的には負担を感じても、税のスペシャリストとして使命を遂行しなければなりません。

ただ、公務員試験に合格して国税専門官としてキャリアを積めば、その知識と経験を活かして税理士に転職し税理士事務所を開設することも可能です。

国税専門官の仕事内容

国税専門官のうち「国税調査官」は、一般的な納税者に対応する窓口の様な役割を果たします。

確定申告の方法を助言・指導することはもちろん、申告書類と帳簿を照らし合わせて納税が適切かどうかチェックします。

税務署の窓口や電話での相談を受けるのも国税調査官の仕事で、企業経営者や個人事業主と対面し相談に乗ることもあります。

「国税徴収官」は、滞納された税金について滞納者の資産・収入などを調査した上で督促します。

経済的な理由から滞納している場合には支払プランを提示することもあります。

「国税査察官」は脱税に関する調査や刑事告発などを実施するので、その活躍は映画やドラマの題材になっていますね。

国税査察官は、脱税の可能性について常に情報収集をしており、組織的な脱税や大きな金額の脱税が疑われるときは裁判所の許可のもと家宅捜索も実施します。

公務員試験の試験科目とは

脱税が確認されれば刑事犯として告発します。

華々しい活躍に憧れて公務員試験を受ける人もいるかもしれませんが、他の公務員試験の場合と同様に使命を十分理解して受験することが大切です。